
カナダのケロウナってどんな都市なんだろう?

カナダ統計局の国勢調査(2016年)が実施された。その調査データに紐解いて、ブリティッシュコロンビア州のケロウナ(Kelowna)の人口情報や話されている言葉などをお伝えします!
ブリティッシュコロンビア州のケロウナはどんな都市?
ケロウナ:ざっとした説明
ウィキペディアを見てみると、ケロウナの要約があります。
ケロウナ(英語:Kelowna)は、カナダのブリティッシュコロンビア州内陸部に位置する都市である。面積は211.82平方キロ、市域人口は11万7,312、都市圏人口は17万9,839人(2011年)。ブリティッシュコロンビア州ではバンクーバーとビクトリアに次いで3番目に大きい都市であり、州内陸部では最大。オカナガン地方の中心都市であり、広域都市圏人口は34万1,818人。
静かなオカナガン湖の景観に加え、穏やかな気候のため人気の都市で、近年カナダでも指折りの速さで開発が進んでいる。カナダ人が老後に一番住みたい町にも選ばれている。
出典元:ケロウナ – Wikipedia

★ケロウナのハイライト★
#1 ブリティッシュコロンビア州で3番目に大きな都市
#2 カナダで老後に一番住みたい町にも選ばれている
#3 カナダの人口ランキング第20位
#4 住民の年齢の中央値は44.7歳
#5 1平方キロあたり1,113.8人が住んでいる
#6 360人の日本人が住んでいる
#7 都市の平均収入金額は33,956ドル

Kelowna, BC, Canada, Photo by Kolby Milton on Unsplash
ケロウナはどこにある?
ケロウナの人口・家族構成・住居
カナダ統計局による2016年国勢調査・カタログ番号 98-401-X2016048に基づいた統計データ。
この国勢調査では、年齢、性別、住居の種類、家族、世帯、結婚状況、言語、収入、移民と民族文化の多様性、住宅、先住民、教育、労働、仕事への旅、移動と移住、人口のための仕事の言語 センターなどが調査された。
人口センター(POPCTR)の定義で収集されている。(参照:Census Profile, 2016 Census)

ケロウナの人口はカナダで国内で何位かな?
ケロウナは151,957人の都市
2016年の人口(順位) | 151,957人20位 |
2011年の人口(順位) | 140,131人21位 |
人口比率の変化 | 8.4%(カナダ平均5%) |
世帯数 | 63,946世帯 |
人口密度(1平方キロ毎) | 1,113.8人 |

2016年の国勢調査では151,957人で順位は20位。2011年に比べると8.4%の増加(カナダ平均5%)で、カナダ国内でも人気があり老後に一番住みたい町にも選ばれている。

どんな年齢層の方が多く住んでいるのかな?
男女比率
年齢別
年代 | 総数 | 男性 | 女性 |
0-9歳 | 14,260 | 7,190 | 7,070 |
10-19歳 | 15,495 | 7,920 | 7,585 |
20-29歳 | 19,505 | 9,960 | 9,550 |
30-39歳 | 18,670 | 9,180 | 9,500 |
40-49歳 | 18,200 | 8,990 | 9,210 |
50-59歳 | 22,490 | 10,440 | 12,045 |
60-69歳 | 20,050 | 9,400 | 10,650 |
70-79歳 | 13,295 | 6,115 | 7,175 |
80-89歳 | 8,090 | 3,530 | 4,565 |
90歳以上 | 1,895 | 565 | 1,330 |
合計 | 151,960 | 73,295 | 78,665 |
平均年齢 | 43.8 | 42.6 | 45.0 |
年齢の中央値 | 44.7 | 42.8 | 46.3 |

最も多い年齢層は50代と60代、年齢の中央値が44.7歳(カナダ全体は41.2歳)で、仕事を終えてのんびり自然に囲まれた環境で生活したい人が多い街ですね!

Kelowna, BC, Canada, Photo by Kolby Milton on Unsplash
ケロウナの家族構成

ふむふむ。じゃ~、結婚している人が多いのかな?
結婚状況(15歳以上)
結婚状況 | 合計数 | 男性 | 女性 |
結婚している | 75,125 | 37,550 | 37,580 |
結婚していない | 55,230 | 24,810 | 30,420 |
家族(ひとり親含む)の子供の数
子供の数 | 世帯数 |
子供なし | 21,455 |
子供1人 | 10,310 |
子供2人 | 8,420 |
子供3人以上 | 2,905 |
住まいの状況
住居の構造タイプ | 世帯数 |
一軒家 | 30,170 |
建物(5階建以上) | 1,695 |
一軒家の離れ | 3,245 |
タウンハウス | 4,335 |
アパートメント | 5,905 |
建物(5階建未満) | 15,825 |
一軒家(その他) | 145 |
移動可能な住居 | 2,620 |

結婚している割合が57.6%と多いが、子供がいる家庭の割合は50.2%と少ない。建物(5階建未満)が24.7%となっており昔ながらの家が多い印象がある!
ケロウナで話されている言葉と世帯所得

家族の多い街ですね。どんな言語が話されているのかな?
ケロウナで話されている言語
公用語とその他の言語
母国語 | 合計数 | 男性 | 女性 |
英語(公用語) | 127,735 | 62,205 | 65,525 |
フランス語(公用語) | 2,385 | 1,090 | 1,295 |
公用語以外の言語 | 18,310 | 8,370 | 9,945 |
英語とフランス語以外を母国語とする人口の詳細
言語の類系 | 合計数 | 男性 | 女性 |
スラブ・ロシア語類(Indo-European) | 13,300 | 6,230 | 7,065 |
ドイツ・オランダ語類(Germanic) | 5,485 | 2,520 | 2,965 |
インド・イラン語類(Indo-Iranian) | 2,455 | 1,265 | 1,195 |
イタリア・スペイン語類(Italic(Romance)) | 2,155 | 1,035 | 1,125 |
中国語類(Sino-Tibetan) | 1,285 | 565 | 725 |
タガログ語類(Austronesian) | 1,160 | 430 | 730 |
ウラル語類(Uralic) | 745 | 315 | 425 |
韓国語(Korean) | 405 | 195 | 205 |
日本語(Japanese) | 360 | 115 | 245 |
アラビア語類(Afro-Asiatic) | 350 | 205 | 150 |
ベトナム語類(Austro-Asiatic) | 275 | 115 | 160 |
ギリシャ語類(Greek) | 110 | 65 | 45 |
原住民の言語(Aboriginal) | 105 | 50 | 55 |
タイ・ラオス語類(Tai-Kadai) | 100 | 25 | 70 |
タミル語類(Dravidian) | 60 | 35 | 30 |
ニジェール・コンゴ語類(Niger-Congo) | 50 | 25 | 25 |
トルコ語類(Turkic) | 40 | 30 | 15 |
クレオール語類(Creole) | 25 | 5 | 15 |
ケルト語類(Celtic) | 10 | 5 | 5 |

英語とフランス語(公用語)以外は12.3%の割合。最も多いのはスラブ語・ロシア語系で13,300人、続いてドイツ語・オランダ語系が5,485人、日本語を母語とする人も360人いる。

興味深いですね。ロシア系とドイツ系の方が多く住んでいるってことですね。
ケロウナの収入と所得
個人世帯の2015年の所得統計(15歳以上)
所得の状況 | 合計数 | 男性 | 女性 |
収入なし | 3,520 | 1,695 | 1,825 |
収入あり | 122,825 | 59,025 | 63,800 |
総収入の中央値($) | $33,956 | $41,282 | $28,761 |
税引後の中央値($) | $30,503 | $36,125 | $26,567 |

Kelowna, BC, Canada, Photo by Jeffrey Eisen on Unsplash
総収入の割合
個人世帯の2015年の所得統計(15歳以上)
収入金額($) | 合計数 | 男性 | 女性 |
10,000ドル未満(損失を含む) | 15,075 | 6,245 | 8,835 |
10,000ドルから19,999ドル | 21,385 | 8,175 | 13,210 |
20,000ドルから29,999ドル | 18,585 | 7,545 | 11,040 |
30,000ドルから39,999ドル | 15,540 | 6,680 | 8,860 |
40,000ドルから49,999ドル | 13,175 | 6,165 | 7,010 |
50,000ドルから59,999ドル | 9,805 | 5,180 | 4,625 |
60,000ドルから69,999ドル | 7,545 | 4,455 | 3,080 |
70,000ドルから79,999ドル | 5,515 | 3,340 | 2,175 |
80,000ドルから89,999ドル | 4,225 | 2,620 | 1,605 |
90,000ドルから99,999ドル | 2,870 | 1,870 | 1,000 |
100,000ドルから149,999ドル | 6,025 | 4,415 | 1,610 |
150,000ドル以上 | 3,085 | 2,345 | 740 |

総収入の中央値が$33,956ドル(カナダの中央値が31,754ドル)なので、1カナダドルを80円として計算してみると2,716,480円ほど。
ケロウナのまとめ

ブリティッシュコロンビア州のケロウナ(Kelowna)の街の状況が良くわかりました。ブリティッシュコロンビア州で3番目に大きい都市で、カナダにて老後に一番住みたい町にも選ばれている。2016年の国勢調査では151,957人で順位は20位、2011年に比べると8.4%の増加、最も多い年齢層は50代と60代、年齢の中央値が44.7歳で、仕事を終えてのんびり自然に囲まれた環境で生活したい人が多い街!結婚している割合が57.6%と多いが、子供がいる家庭の割合は50.2%と少ない。建物(5階建未満)が24.7%となっており昔ながらの家が多い印象がある!

★ケロウナのハイライト★
#1 ブリティッシュコロンビア州で3番目に大きな都市
#2 カナダで老後に一番住みたい町にも選ばれている
#3 カナダの人口ランキング第20位
#4 住民の年齢の中央値は44.7歳
#5 1平方キロあたり1,113.8人が住んでいる
#6 360人の日本人が住んでいる
#7 都市の平均収入金額は第20位で33,956ドル
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