ビクトリアで楽しめるハイキング情報を教えてください!
ビクトリアの郊外シドニーから行けるシドニー・スピット(Sidney Spit)のハイキング・トレイル情報をお伝えします!
シドニーから約5km沖合のシドニー・スピット(Sidney Spit)の概要
シドニー島の北端、町から約5kmの沖合に位置。以前は州立海洋公園だったが、現在はガルフ諸島国立公園保護区(GINPR)の一部となっている。
400ヘクタールの公園には、2つの長い砂浜の砂嘴、塩湿地、ラグーン、干潟がある。景観の良いビューポイントにアクセスするためのトレイルが整備されている。
バードウォッチング(特に渡り鳥)、野生動物の観察、印象的な海の風景で有名です。
シドニー・スピットの難易度とハインキング距離
シドニー島へのアクセス方法
シドニー・スピットはポートランド島と同様、水上からしかアクセスできない。夏季には、シドニーから徒歩でアクセスできるフェリーが運航している。(最新の情報はパークス・カナダを確認しましょう!)
ハイキングトレイルの概要
シドニー島は、大きく分けて3つのトレイルがある。パブリックアクセスが可能な埠頭(Public wharf)から、アメリカ側の東海岸やキャンプ場を歩くトレイル、埠頭から北の灯台へ向かって歩くトレイル、そしてフック・スピットまで歩くトレイル。それぞれのトレイルの特徴を解説していく。
シドニー島の東側の断崖を歩く!バスト・ビーチとブラフ(Bast Beach and the Bluff Trail)
パブリックアクセス可能な埠頭から東の断崖に向かって進み、マイナー海峡(Miners Chanel)、Mandarte、Halibut島を見渡す素晴らしい景色が広がる。晴れた日には、ベーカー山(Mt.Baker)を背景に歩くことができる。古びた階段はビーチに通じている。
トレイルは、シドニー島の東側の断崖に沿い、アービュタスやダグラスファーの高地、牧草地、オープンフィールドを通り、内陸に向かう。キャンプ場を過ぎ、標識に従って進むと、デイユース・エリアの近くにあるパブリックアクセス可能な埠頭へ戻る。
シドニー・スピットまで、ビーチを歩くトレイル(Sidney Spit Trail)
パブリックアクセス可能な埠頭からシドニー・スピットの先端にある航海用の灯台までの2kmのハイキングトレイル。
干潮時には干潟が露出し、海岸などに打ち上げられた漂着物を収集したり観察したりできる。白砂の半島には、流木や海草が散乱し、日差しを遮るものはほとんどないので、サンクリームで肌を守りましょう!
ラグーンとフック・スピット(Lagoon and Hook Spit Trail)
パブリックアクセス可能な埠頭から右へ進み、ウエスト・ビーチ(West Beach)とキャンプ場を過ぎ、内陸のトレイルを南へ進み、分岐点まで進む。
分岐点を左折すると、トレイルは東に進みマイナーズ海峡を見下ろす崖に出る。分岐点を右折して西へ行くと、トレイルがタイドウォーターに近づくにつれ短い急坂に差し掛かりラグーンに到着。
ラグーンの頭部は公園のハイライトであり、バードウォッチングのパラダイス。干潮時には、露出した干潟に小さなダンジネスクラブやレッドロッククラブ(Dungeness and Red Rock Crab)が生息し、アマモの密生した絨毯の中で餌をとっています。
このラグーンは、フック・スピットの端までのハイキングのほぼ中間地点に位置する。ラグーンからフック・スピットまでは片道2kmほどの距離。インナーラグーン、塩湿地、干潟、砂嘴は、敏感な生態系のため、立ち入りが禁止されているエリアがある。標識に従って歩きましょう!
トレッキング時の注意事項
飲み水は入手可能だが、ナトリウム含有量が高いため、各自で新鮮な水を持参しましょう。また、 公園にはゴミ箱がないので、ゴミはすべて持ち帰りましょう。
キャンプをする場合は、携帯用調理ストーブを携帯しましょう。また、テント設営は内陸のグループキャンプ場で許可されている。
シドニー島・シドニー・スピットのうんちく
オオアオサギーカナダ最大の鳥
オオアオサギ(Great Blue Heron)もまた、カナダの海岸でよく見られる鳥。カナダ最大の鳥で、体高は1メートル以上、翼を広げると2メートル弱、体重は最大でも2.5キロまでである。
サギは群れをなして巣を作る種であり、通常、水辺から遠く離れた梢の高いところにいる。昼夜を問わず、さまざまな獲物を捕食する。食性は柔軟で、農耕地や牧草地でも餌を食べることができる。
浅瀬や水深のある岩場や波止場にじっと立って、長い嘴が届く範囲に獲物が来るのを待っている姿がよく見られ、ものすごいスピードで獲物を捕らえる。
南ガルフ諸島最大のオオアオサギのコロニー
渡り鳥の飛行ルートである太平洋フライウェイ(Pacific Flyway)の端に位置するシドニー島は、渡り鳥を観察する絶好の場所。シドニー・スピットのラグーンでは一年中バードウォッチングができる。
また、シドニー島には、南ガルフ諸島最大のオオアオサギ(Great Blue Heron)のコロニーがあり、その数は100組をはるかに超えると推定されている。
3月と4月には、マガン(Brandt geese)が多数飛来する。
またシドニー島では、海洋哺乳類、カワウ、カモメなどを観察できる。
シドニー島の南の島ダレイ島
ダレイ島(83 ha)はシドニー島のすぐ南にあり1900年代の終わりにはハンセン病患者のコロニーだった。現在ダレイ島はガルフ諸島国立公園保護区(GINPR)の一部となっている。
1995年ガルフ諸島国立公園保護区が誕生
1995年、太平洋海洋遺産レガシー・プログラム(Pacific Marine Heritage Legacy)によって土地の調達を開始し、2003年にカナダで5番目に小さな国立公園、ガルフ諸島国立公園保護区が誕生した。
ジョージア海峡の南部に位置するこの公園保護区は、16の島、30以上の岩礁と小島、それらの隣接水域と潮間帯の土地から構成されている。
ビクトリアのエンプレスホテルのレンガ
ビクトリアのエンプレスホテルのレンガは、1906年から1915年までシドニー島のブリック・アンド・タイル社(Brick and Tile Company)が操業していたレンガ工場の跡地で生産された。レンガの残骸は、今でも海岸線や森の中に見ることができる。
シドニー島に移り住んだ鹿たち
島の牧草地や広々とした草原では、ファローディア(Fallow deer)をよく見かけることができる。1900年代後半にイギリスからジェームス島近くに持ち込まれた鹿が、1960年代にシドニー島に泳ぎ着いき繁殖しました。
シドニー・スピット(Sidney Spit)のまとめ
ビクトリア郊外のシドニー・スピット(Sidney Spit)で大自然を満喫したい!島もそんなに大きくないですね。
干潮時には干潟が露出し、海岸などに打ち上げられた漂着物を収集したり観察したりできる。白砂の半島には、流木や海草が散乱し、日差しを遮るものはほとんどないので、サンクリームで肌を守りましょう!
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